投稿者と視聴者の目線は違う

ニコニコ動画のユーザーと運営では考え方がまるで違う・・・という話をしました。
これをそのまんま、”視聴者”と”投稿者”とに置き換えれば、なんとなく話がみえてくるんじゃないかと思うんですがどうでしょう?

まあ文句を言う視聴者ってことで例え話をしましたから、批判的なコメントをする視聴者のことだと思ってもらえれば結構です。これは私の動画に対する・・・という意味ではなく、どの動画にもみられる事柄です。

ざっくり取り上げるとすれば、
「内容がない」「カットしろよ」「音がうるさい」「既出だな」「何で投稿したの?」
などです。言いたい放題ですね。

ニコニコ動画の醍醐味はなんといってもこの動画上に流れるコメントです。このコメントシステムを考えた先駆者はすばらしいと思いますし、投稿者もこれが楽しくて投稿してるといっても過言ではありません。

ですがその反面、否定的コメントや暴言などはその反動もすさまじく、投稿者の意欲を簡単にそぎ落とします。動画投稿初心者がこんなもん食らった日には、数日は立ち直れません。いやマジで泣きます。想像をはるかに超える凶器です。

 

ですが、投稿者と視聴者は違う、ということを認識しさえすれば大丈夫です。

まず悪意のあるコメントをする人ってのは『動画投稿したことない』人だと思ってかまいません。
投稿したことある人はそもそも批判コメなんかしないです。

まず知っておいてほしいのは、視聴者の立場の見え方と、投稿者の立場の見え方は、天と地ほど違うということです。このことは、動画投稿しないかぎり絶対わかりません。立場の違いというやつです。

運営とユーザーの違いを前回しましたが、これは、教師と生徒、経営者と労働者、親と子、と置き換えてもいいぐらいです。それくらい考えが違います。

自分がいいと思って作った動画が叩かれたり、批判コメがつくことはままあります。
結構多く見られる対応が「次からこうします」とか「それは参考になります」とかの、視聴者の意見に流されるタイプです。でなければ削除するか失踪するかです。

正直そんなのまったく役に立たないし、大抵は検討違いです。

具体的な話をすると・・・

音がデカいだの、画面が暗いだのの技術系の指摘はいちいち反応せず、自分もそうだなーと思ったんなら黙って次から直せばいいだけです。その手の指摘はある意味正しいのですが、たいていは『とにかく何か言いたかった』系です。心の中で返事しとけばいいです。

ボカロ曲流して「嫌いなんだけど」って言われたから「次から使うのやめます」って人いますけど、余計なお世話なので無視すりゃいいんです。好きなら使ってりゃいいのです。どーせ文句言いつつ観てくれます

技術系動画アップして「既出だな」とか言われたら「それが何か?」とふんぞり返ってガン無視してりゃいいんです。どーせ書いた本人も既出かどうか知りません。次また投稿したら「それも既出だな」とご丁寧にコメントしてくれます。んで当然知りません。

 

つまりですね、コメントが正しいかどーかなんてどーでもいいんです。
そー思うようになってくるってことです。それが投稿者側になったときの思考です。

投稿者には投稿者の考えがあります。ウケるウケないとは別に、投稿者の意思が伝わらないことが結構あります。やりたいことを否定されることも多いです。でもだからといって自分が最初に考えていたことを曲げてまで媚びることはないのです。

実はこれが、初投稿からしばらくはなかなかできません。

えらそうに書いてる私がそうです。Season2あたりまではだいぶ影響を受けています。
特にSeason2 Part5でゲートの話で散々叩かれたときにはかなり参りました。動画のコメント見るのも嫌でした。

別に間違ったことをしてるわけでもなかったので方針を変えることはありませんでしたが、それなりに防衛線を張ったり卑屈になったりはしました。
詳しい話はそのうちしますけど、コメントで叩かれるってのは観ている側にはわからないほど精神的ダメージはデカいのです。

・・・ま、私の叩かれ方もハンパないってのもありますがね。

今はもう全然平気です。

・・・・全然平気です。

 

以前、WoWの知人と動画の投稿の話をしたことがあるんですが、
私は一貫して「ええからとにかく投稿しろ。そーせんとわからん!」と言い放っています。

みなさんも早く投稿者側になりましょう。